用語集

N~Zの用語解説

N

NCO

読みエヌシーオー

「National Cybersecurity Office」の略。2025年7月に、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を改組して設置された「国家サイバー統括室」のこと。日本政府におけるサイバーセキュリティ対策の司令塔として、官民を通じたサイバー安全保障や対策の統括を担う組織。

NIC

読みニック

「Network Interface Card」の略。コンピューターをネットワークに接続するための拡張カードや通信部品。

NICT

読みエヌアイシーティー

「National Institute of Information and Communications Technology(国立研究開発法人情報通信研究機構)」の略。総務省所管、日本で唯一の情報通信に関する国立の研究機関。サイバートレーニングや情報通信分野の事業支援などを総合的に行っている。

NISC

読みニスク

「National center of Incident readiness and Strategy for Cybersecurity」の略。
内閣サイバーセキュリティセンターのこと。2025年7月に改組され、「国家サイバー統括室(NCO)」へと移行した。

NIST

読みニスト

「National Institute of Standards and Technology(米国国立標準技術研究所)」の略。米国商務省(Department of Commerce:DoC)の傘下の研究機関の名称。計量学や標準規格、産業技術の進歩を目的としている。

NTPサーバー

読みエヌティピーサーバー

NTP(Network Time Protocol)で現在時刻のデータを配信しているサーバーのこと。NTPサーバーを利用することで、ネットワークに接続された機器の時計を正しい時刻と同期させ、ネットワーク内の機器の時刻を一致させることができる。

NW機器

読みネットワークキキ

「Network機器」の略。ルーターやスイッチなど、ネットワークを構成するための機器のこと。

O

OSI参照モデル

読みオーエスアイサンショウモデル

「Open Systems Interconnection」の略。OSI 7階層モデルともいう。
国際標準化機構(ISO)によって策定された通信機能の設計方法を階層的に表現したモデルのこと。プロトコルを機能によって階層化することで、各層のプロトコルは直下の層のプロトコルのみを考慮することで通信が可能となる。

OWASP

読みオワスプ

OWASP(Open Web Application Security Project)の略。Webアプリケーションのセキュリティ分野での、研究、ガイドライン作成、ツール開発、イベント開催などを行うオープンソース・ソフトウェアコミュニティー。

P

PaaS

読みパース

「Platform as a Service」の略。利用者にアプリケーションを開発・実行するためのOSやミドルウェア等を提供するクラウドサービス。

PCIDSS

読みピーシーアイディーエスエス

「Payment Card Industry Data Security Standard」の略。
国際カードブランド5社によって策定された、クレジットカード情報保護のためのセキュリティ基準のこと。

PDFファイル

読みピーディーエフファイル

「PDF」は「Portable Document Format」の略。
Adobe社が開発した、特定のOSや機種に依存せずに表示できる文書形式を用いた電子ドキュメントのこと。

PEヘッダ

読みピーイーヘッダ

「PE」は「Portable Executable」の略。
exeファイルの特性が書き込まれているヘッダ情報のこと。

PoC

読みポック

「Point of Contact」の略。
組織内外からの情報セキュリティに関する報告や依頼などを受け付ける統一的な窓口の連絡先のこと。インシデントレスポンス分野では、主に「Point of Contact」の略として用いられる。
または、「Proof of Concept」の略。
新しい概念や理論、原理、アイデアの実証を目的とした検証のこと。情報セキュリティ分野においては、何らかの脆弱性を悪用した攻撃が実際に有効であることの検証、または検証するためのプログラムを指すこともある。

POP3

読みポップスリー

「Post Office Protocol version 3」の略。
電子メールの送受信において、メールサーバーに到着した電子メールを受信する際に使用されるプロトコルのこと。

POSTサイズ

読みポストサイズ

HTTPのPOSTメソッドを用いてWebサーバーへ情報を送信するときのデータサイズのこと。

R

RAG

読みラグ

「Retrieval-Augmented Generation」の略。日本語では「検索拡張生成」と呼ばれる。生成AIにおいて、AI自身が事前学習していない未知の情報を、社内のデータベースや外部システム等から検索し、その結果をプロンプトに取り込んで回答を生成する仕組みのこと。

RAID

読みレイド

「Redundant Arrays of Inexpensive Disks」の略。
複数の外部記憶装置(ハードディスクなど)をまとめて⼀台の装置として管理する技術のこと。

RAT

読みラット

「Remote Access Trojan」の略。
感染した端末を外部から遠隔操作するためのマルウェアのこと。

RDP

読みアールディーピー

「Remote Desktop Protocol」の略。手元にある機器から、ネットワークを経由して他の端末の画面を遠隔操作するための仕組み。

Receivedヘッダ

読みレシーブヘッダ

メールのヘッダ情報の中にある、発信元情報が記載されたフィールドのこと。

Recentファイル

読みリーセントファイル

OSにおいて最近開いたファイルや使用したプログラムの履歴情報。

Registry

読みレジストリ

Windows OSにおいて、システムやアプリケーションの設定情報が一元管理されているデータベース。

RFC

読みアールエフシー

「Request for Comment」の略。インターネット技術の標準化団体であるIETFが発行する、技術仕様や運用に関する標準的な文書。

RSA

読みアールエスエー

Rivest・Shamir・Adlemanの3名によって考案された公開鍵暗号アルゴリズムの一つ。

S

SaaS

読みサース

「Software as a Service」の略。利用者にメール、ストレージ、コミュニケーションツールといった業務系のアプリケーションを提供するクラウドサービス。

SASE

読みサシー

「Secure Access Service Edge」の略。セキュリティ対策とネットワーク技術を単一のクラウドプラットホームに集約するフレームワーク。

SBOM

読みエスボム

「Software Bill of Materials」の略。ソフトウェア部品表のこと。ソフトウェアを構成するコンポーネント、依存関係、ライセンス情報などを一覧化し、脆弱性管理やライセンス管理、ソフトウェアサプライチェーンのリスク把握に用いる。

ShiftJIS

読みシフトジス

日本工業規格(JISX0208)で規定されている日本語の文字コードのこと。

SIEM

読みシーム

「Security Information and Event Management」の略
各種機器や、ソフトウェアのログなどを一元的に収集、蓄積、管理し横断的に分析を行うことで、インシデントとなりうる脅威を検知するためのシステム、ソフトウェアなどを指す。

SIベンダー

読みエスアイベンダー

「SI」は「System Integrator」の略。
情報システム(Information System:IS)の構築を請け負い、ITサービスを提供する企業のこと。

SLA

読みエスエルエー

「Service Level Agreement」の略。サービスの提供者と利用者の間で、提供されるサービスの内容、品質、保証範囲などを明文化した合意書。

SMB

読みエスエムビー

「Server Message Block」の略。ファイル共有やプリンター共有を行うために使用される通信プロトコル。

SMTP

読みエスエムティーピー

「Simple Mail Transfer Protocol」の略。
電子メールの送受信において、メールの送信時に使用されるプロトコルの一つ。

SOAR

読みソアー

「Security Orchestration, Automation and Response」の略。複数のセキュリティ機器やサービスと連携し、インシデント対応を自動化・効率化するための基盤。

SOC

読みソック

「Security Operation Center」の略。
外部からネットワーク機器やサーバー類を常時監視し、サイバー攻撃の検出と分析、対応策のアドバイスを提供する組織、企業のこと。SOCを提供する企業をSOCベンダーという。

SOC

読みソック
エスオーシー

「System and Organization Controls」の略。クラウドサービス事業者などの内部統制やセキュリティ対策について、第三者監査人が評価した保証報告書。「SOC2」や「SOC3」などの種類がある。

Spam

読みスパム

受信者の意向を無視して無差別に大量に送信される迷惑メール。

Spam踏み台

読みスパムフミダイ

攻撃者の不正侵入によって、無差別かつ大量の迷惑メール(spamメール)を送りつける際の不正中継などに利用されるサーバーのこと。

SPF

読みエスピーエフ

メールの送信ドメイン認証の一つ。メールが正規のサーバーから送信されているのかどうかを確認することで、送信元が偽装されていないかを判別できる。

SQLインジェクション

読みエスキューエルインジェクション

アプリケーションにおいて、データベース言語であるSQL文の組み立て方法やエスケープ処理に問題がある場合、ユーザーから入力された文字列をそのままSQL文に組み込んでしまうことを悪用した攻撃。
データベースの不正利用や情報漏えいなどが引き起こされる。

SSD

読みエスエスディー

「Solid State Drive」の略。フラッシュメモリを用いた記憶媒体。

SSHプロトコル

読みエスエスエイチプロトコル

「SSH」は「Secure Shell」の略。
リモートコンピューターと安全に通信するためのプロトコル。リモートシェルに暗号化機能を実装してセキュリティを高めたもの。

SSL/TLS

読みエスエスエル/ティーエルエス

「Secure Socket Layer/Transport Layer Security」の略。
インターネット上でデータを暗号化して送受信する方法の一つ。TLSはSSLをもとに標準化させたもの。

SSPM

読みエスエスピーエム

「SaaS Security Posture Management」の略。SaaSアプリケーションの設定やコンプライアンス状況を管理し、設定ミスや脅威を検出する監査ソリューション。

Struts

読みストラッツ

Webアプリケーションフレームワークと呼ばれるものの一つ。Webアプリケーションフレームワーク(以下、フレームワーク)とは、Webアプリケーションを開発する際の土台となるソフトウェア部品のことである。正式名称は「Apache Struts(アパッチ・ストラッツ)」であるが、単に「Struts(ストラッツ)」と呼ばれることが多い。Struts1(第1世代)とStruts2(第2世代)が公開されている。Struts1は、既にサポートが終了しており、新たな脆弱性が発見されてもその修正は行われない。

SWG

読みエスダブルジー
スウィグ

「Secure Web Gateway」の略。外部へのWebアクセス等を安全に行うためのクラウド型プロキシ。

syslog

読みシスログ

ネットワーク機器やサーバーのログを受信して記録するための標準プロトコル。

T

TCP/IP

読みティーシーピーアイピー

インターネットで標準的に利用されている通信プロトコル。TCPとIPという2つのプロトコルで構成される。

telnet

読みテルネット

ネットワーク経由で他のコンピューターにログインし、遠隔操作するためのプロトコル。

TTP

読みティーティーピー

Tactics(戦術)、Techniques(技術)、Procedures(手順)の略。攻撃者が目的を達成するために用いる一連の行動パターンを指す手口の体系。

TXTレコード

読みテキストレコード

DNSの情報に付加する情報を記述するためのレコード。さまざまな用途に合わせて任意のデータを設定することが可能であり、例えばメール不正送信対策の「SPFレコード」などは、TXTレコードを利用して記述することが多い。

U

UAC

読みユーエーシー

「User Account Control」の略。プログラムが管理者権限を要求した際に確認画面を出し、不正なシステム変更を防ぐ機能。

UCS

読みユーシーエス

「Universal Coded Character Set」の略。
世界中の文字表現に対応できるコンピューター用の統一文字コードのこと。Unicodeとおおむね互換である。

UDP

読みユーディーピー

「User Datagram Protocol」の略。信頼性よりも速度を重視したデータ転送を行う通信プロトコル。

UEBA

読みユーイービーエー

「User and Entity Behavior Analytics」の略。ユーザーや端末などの行動を分析し、通常とは異なる不審な振る舞いを検知する技術。

Unicode

読みユニコード

世界中の文字表現に対応できるコンピューター用の統一文字コードのこと。

URL

読みユーアールエル

「Uniform Resource Locator」の略。
インターネット上に存在する情報資源(文書や画像など)の場所を指し示す書式であり、通常「プロトコル://ドメイン名/ディレクトリパス名/ファイル名」という形式で構成されるWebページのアドレスのこと。

UTF-7

読みユーティーエフセブン

7ビットのASCII文字だけを使用することが前提の電子メールなどの環境で、UnicodeまたはUCSを扱うためのエンコード方式のこと。

UTF-8

読みユーティーエフエイト

Unicodeの16ビットの文字セットを、8ビットのバイト列に変換するための方式の一つ。

UTM

読みユーティーエム

「Unified Threat Management(統合脅威管理)」の略。
ファイアウォール、VPN、マルウェア対策、IDS・IPSなどの統合的なセキュリティを提供する機器。

V

VPN

読みブイピーエヌ

「Virtual Private Network」の略。公衆回線などの共有ネットワーク上で暗号化技術などを利用し、保護された仮想的な専用回線環境を構築する仕組み。

W

WAF

読みワフ

「Web Application Firewall」の略。
Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃からWebアプリケーションを保護するセキュリティ対策の一つ。

WAN

読みワン

「Wide Area Network」の略。
公衆回線や光ケーブルなど地理的に離れた拠点の間を接続するネットワーク。LANと対比して用いられることが多い。

WebShell

読みウェブシェル

バックドアの一つ。攻撃者がWebサーバーに任意のOSコマンドを実行させるためのプログラムのこと。

Webサイト

読みウェブサイト

特定のドメイン内でひとまとまりに公開されているWebページ全体のこと。単に「サイト」と呼ぶこともある。

Winpmem

読みウインピーメム

WindowsOSで使用することができるメモリ保全コマンドラインツール。

WHOIS

読みフーイズ

IPアドレスやドメイン名の登録者に関する情報を、インターネットユーザーが誰でも参照できるサービス。

WMI

読みダブリューエムアイ

「Windows Management Instrumentation」の略。Windowsシステム上の構成情報などを統合的に管理するためのインターフェース。

Z

ZIP

読みジップ

ファイル圧縮形式の一つ。