「サイバーインシデント対応勉強会」を広島で実施(2020年11月11日)
2020年11月11日
- セミナー
国立研究開発法人情報通信研究機構 ナショナルサイバートレーニングセンターは、2020年11月11日(水)に、中国地域のセキュリティレベルの底上げやサイバーセキュリティの人材育成を目的とし、中国総合通信局との共催で「サイバーインシデント対応勉強会」を開催しました。
勉強会では、急増するサイバー攻撃事例を元に、その手法や被害内容について講義したほか、万が一サイバーインシデント(事件)が起きてしまった際に、迅速にかつ適切な対応ができるよう、事前の備えや対応方法・手順等について、当センターが実施・運営する「実践的サイバー防御演習 CYDER」を元に、「インシデントハンドリング」の基礎知識の習得と体験演習を行いました。
自治体、金融機関、民間企業に所属する、情報システム/情報セキュリティご担当者様はもちろんのこと、経営者や広報ご担当者など、幅広い職種の方にご参加いただきました。
以下に、参加者の声の一部を抜粋紹介致します。
<参加者の声>
- CYDERの体験演習でインシデントに対して具体的にどのようにすればよいかよく理解できた
- インシデントハンドリングについて、特に体験演習の解説がとても分かりやすく、大変勉強になりました
- もっと演習などに参加して、能力をアップさせたいと思いました
- サイバー攻撃は他人事ではなく自分事である
- インシデント発生時の初動意識と対策イメージができた
- これまで実際に対応してきたインシデント対応を振り返りながら参加していく中で、対応(ハンドリング)の正しかった点、見直すべき点を考えることが出来た
- 実際感染した場合の具体的な対処は習得していないので改善していきたい
- 実践的な訓練を継続して行う必要があると感じた
- 地方自治体様向けサポートに活かしたいと思います
- いつインシデントが発生しても対応できるように、構成情報の最新化をルーチン化する。ログが出力されているかを確認する。など自組織に活かしたい
講義の休憩時間・終了後には、会場後方に展示していたCYDERのデモ(実際に演習で使用する実機・環境を用いてCYDERを体験)にもたくさんの方が足を運んでくださり、実際の演習内容を体験いただくことができました。
今後も多くのみなさまに、当機構の活動内容を知っていただき、組織のインシデントハンドリングにお役立ていただけるようこのような機会をご提供して参ります。